20130527_GRのマクロをちょっとだけ拡大する方法。

GRは、GR Digital4のそれと違い、マクロが10cmまでしか寄れないのが残念っぽい点でした。残念「っぽい」というのは、実はそれほど残念ではなくて、例えば食べ物の写真にせよ、花や植物の写真にせよ、10cmマクロの最短でピントが合うくらいが写真表現として見やすい画になる、という事実を感じてるからなんです。1cmまで寄れるとそれでしか撮れない画が撮れるのもまた事実なのですが、普段はそんなにそこまで寄って使わなくてもよいし、もし使いたければGRD4を使えば良い、、、という割り切りもありかと思うのです。

・・・が、それでももし、もーちょっとだけ寄りたい！ということがあるかも、、あるでしょうねきっと。そうした場合、GRから新たに搭載されたクロップドモードに切り替えることで今一歩寄れる画が撮れるので、そのご紹介と実例を。

まずは普通のマクロモード（28mm相当）で撮影した場合に、ピントが合うギリギリ（10cm）まで寄った画がこちら。

対して、同じカメラ位置でクロップドモードに切り替えて撮影した画がコチラ。上に比べて明らかに寄れてますよね。

GRはクロップドモードを搭載しており、普段は28mmなんですが、35mm相当の画角になるようにカメラ内部でCrop（切り取る）してくれる機能なんですね。28mmよりも35mmの方が当然少しズームアップしているので、同じ最短合焦距離から撮っても、より対象に寄った画が撮れるという訳です。

※ただし、クロップドモードで撮った場合は、RAWで撮影しても画像サイズがMになりますし、画素数は普段が1600万画素なのに対してクロップドモードの場合1000万画素になるようです。ま、これくらいのサイズではほとんど気になりませんが、、、

僕はGRの側面に付いているEffectボタンを押すことでクロップドモードへの切り替えが出来る様に設定しています。特に静物写真で、もーちょっとだけ寄りたい、、、という場合に活きてくる設定ですが、あんまり使わないボタン操作なので、忘れない様にせねばですね。笑