粒録”

ツブログ。写真とつぶやきのログ。

20190813_α7IIIへの微熱、高まり中。

SONYのα7IIIへの微熱が高まっているため、一旦吐き出して整理するための自分向けエントリーです。そのため、つらつら長文を書いてしまいます。

 

 

SONYのα7III、言わずと知れたミラーレスフルサイズ機です。

www.sony.jp

2019年はミラーレスにおいては変革の年で、CanonNikonPanasonicも各社ミラーレスを出しました。SONYが独断先行しているエリアに、各社がいよいよ食い込み始めた形ですね。各社の初号機のレビューもかなり見ましたが、やはりまだ先行しているSONYに長あり、という認識です。今後はどうなるか、というところではありますが。

 

それが今、欲しくて欲しくてたまらなくなってきました。

 

 

先日の三連休、今の自分に必要な理由を考えぬいてみました。

・優秀な瞳AFでの一度きりのチャンスの撮り逃しを減らすことができる。

・瞳AFが最近動物にも対応しているのでそれを活かして、バチピンの愛犬の写真ももっと残したい(最近残せていない)。

・EOS 6D2からの小型軽量化で身軽に。ちょっとでも荷物減らしてカメラを持ち歩きたい。

考えても考えても、結局、こんな基本的な点が自分にとってのSONYのα7IIIの魅力でした。CanonさんのEOS Rもだいぶ期待したいところですが、瞳AFがとにかくデカすぎる・・・。

 

 

これに比較して、今買うことのデメリットは、

・α7IIIの発売日が2018年3月なので、ひょっとして年内/年始にα7IVが出るかもしれない・・・。

これに尽きます。非常に大きなリスクです。

 

SONYのミラーレスの例でいうと、2017年11月25日に出ているα7RIIIが、なんと2019年9月6日に新型のα7RIV発売(予定)として発表されました。1年10ヶ月ほどで次のモデルが出ていることになります。兄弟分である無印α7についても、同じくらいのリリース間隔になるのでは、と普通は予想します。

この大きなリスクについては、一定の受容を示すほかありません。つまり、新しいのが出た場合、買い替えを行うか、我慢する、です。。。

 

 

今考えられる範囲ですと、α7IIIになくてα7IVに期待する機能は、バリアングル液晶です。α7RIVも、やはりチルト液晶で、バリアングルではないのです。(なぜでしょうか・・・。)

 

そのほか、画素数Up、瞳AFのさらなる強化とか、連写のさらなるUpとか、そういうバージョンアップはそりゃあ出てくるでしょうが、大事ではありません。これが大事かどうかを判定するための自分の中の基準が、最初に挙げた「必要な理由」です。大事な点はあくまでも、瞳AFが中心。

 

現状、本体価格が20万円、中古市場で半額で売れたとしたら、もう15万~20万円くらいで買い替えでしょうか。うーん。他の欲を我慢すれば、ギリギリ現実的なラインか・・・いや微妙。。。

 

他のデメリットはありませんでした。今あるCanonのレンズ資産が無駄になる・・・と一瞬思いましたが、α7には優秀なマウントアダプタがあるようで、今使っているレンズはそのまま流用可能です。これも本当に世のCanonユーザーの移行を促進させたんでしょうね。

 

 

 

必要な理由、の話に戻ります。

 

先日、近所の大きな公園で盆踊りを楽しんだんですが、その時の家族写真が微妙にピンボケしていまして。スマホ画面で見てもそんなに違和感はないんですが、MacbookLightroomくらいで見るともうぼんやりで。。。とっても悔しい思いをしました。

写真が趣味でない人向けには事実上影響はないレベルです。が、家族や周りの人から「この人の趣味は写真」と認識されているのに、そこから出てくるイベント写真がピンボケ、ってやっぱり有り得ないんじゃないかと考えちゃうのです。

いや、実際には、「趣味:写真」といっても幅は広く、状況/技術/機材によって撮影を難しくする要素がいくつもありますので、ある一時点の撮影がピンボケする可能性は結構ありありで、決して「あり得ない」ではないんですが。でも、それはカメラをやってる/知ってる人の理解であって、周りの人からすると「いいカメラ持ってるんだから、きっと素敵な写真ができるはず」という暗黙の期待前提で撮られていることもままあると思います。無意識だと思いますが、きっとそれくらい要求レベルは高いはずです。

 

腕がよっぽど良ければ、こんな悩みはないのかもしれません。が、F1.4などの開放で、かつ、暗めの屋外で撮った場合、やっぱり焦点がビシッとあう深度は非常に薄く浅く、AFロックしてフレームを動かした場合のコサイン誤差や、そもそもAFが迷っちゃうケースには必ず遭遇します。そしてその多くは、イベントから帰宅して、現像して、やっとわかります。

こういう、写真の腕不足を手っ取り早く補う手段が、瞳AF(と暗所に強いこと)だと思い、現状のミラーレス市場に置いてそれが抜きん出ているのがα7であるように感じています。(というか、これだけ先に行かれていると、しばらくは独走状態なのでは、とさえ感じます。

 

 

 

瞳AFが動物に対応したことも衝撃です。

我が家には柴犬がいます。柴犬は、鼻と口の部分(マズル、と言います)が長く、かつ、正面から見たときに鼻と目が非常に近いところにありますので、範囲広めのAFに頼ると50%くらいで鼻に合います。また、鼻と目の間の部分にピントが合ってしまうこともあり、きちんと撮らないとまず合いません。

しかし、柴犬に限らず犬は目線の高さが当然低く、必然、ファインダーもノールックで撮ることが多いです。特に縦の構図で、だらんと腕をぶら下げた形で撮ることがよくあります。これに加えて柴犬はよく動きます。どうもレンズが嫌いなのか、AFの測距に使われている赤外線?が嫌いなのか、ピントを合わせようとすると次の瞬間には目を背けてしまいます。

そのため、ノールックでピントを合わせつつ、かつ、ピントを合わせた瞬間から目を背けるまでのわずかな時間に連写し、いい表情かどうかを確認する作業があります。

確認に時間をかけていると、犬の表情はあっという間に落ち着きます。我が家は老犬ですので、テンションの高い時間も短く、パッと見て良い表情を撮れる時間帯は非常に限られています。これを、最新機器の力でなんとかしたい訳です。

さらに加えると、老犬、としたように、14歳の我が家の柴犬は、元気でいてくれているものの、やはり加齢による衰えは否めません。可愛いのに変わりはありませんが、元気な顔をバチピンで多く残してあげたいと思っています。半年後のα7IVを待っていて本当に良いのか、が疑問です。

 

以上を踏まえると、「今撮れる」ことが、自分には一番大事な気がするんです。そりゃあ買い替えにはお金もかかりますけど、支払ったお金以上に手にできるものがあるのではないかと思うのです。

 

 

 

というわけで、買います。

 

・・・あれ?

 

吐き出すためのエントリーだったのに、いつの間にか買う宣言になってしまった。。。

いやいやしかし、買うも何も、先立つものがないので、、、まずは家庭内承認からなのですが。レンズ含めて軽く30万円の出費ですからね。。。やっぱり、もう少し考えざるを得ないでしょう。

 

 

以上。色々書いて落ち着こうと試みましたが、あと半年でひょっとしたら発売されるかもしれない、というリスクを踏まえてもなお今購入に踏み切るほどの材料が揃うかどうか、という点がポイントになりました。

 

本当に、家電は買い替え時が難しい。。。

 

 

 

ちなみに、

Canon EOS6D2の本体重量は、685g。発売日は、2017年8月4日。

α7IIIの本体重量は、565g。発売日は、2018年3月23日。

α7IVは・・・。